私は50代の主婦です。
千葉に住み始めてから20年以上がたちました。
現在住んでいる所に土地を買い、一戸建ての家を建てたのは今から10年程前。
我が家のすぐそばに「猫屋敷」というあだ名で呼ばれている有名なお宅があるのを知ったのは、そこへ越してきてまもなくでした。
問題のそのお宅には、一人暮らしの年配女性が住んでいて、その方の通称は「猫オバさん」。
そう、どんな地域にもおそらく一人は必ずいると思われる、外猫に餌をせっせとやり続ける方だったのです。
この方は自分の家のすぐ隣にあるアパートを経営していて、経済的にはかなり豊かなように見えます。
朝早くから自宅前の庭に出てたくさん並べた花の鉢植えの手入れをしたり、雑草を抜いたりして、当初はどうしてこの方が「猫オバさん」などという呼ばれ方をしているのかわかりませんでした。
しかしある朝ゴミを出しに行った時に目撃してしまいました。
その方の周りにたくさんの野良猫が群がっているのを。
よく見るとその方はキャットフードらしきものを載せた皿をいくつか用意して、庭の一角に置いています。
猫達はそれをめがけて一斉に集まってくるのです。
ただ猫を可愛がるだけなら何も問題ないじゃない?とその時は思ったのですが、それからほどなくして、我が家の庭に猫の排泄物が何度も残されるようになり、初めてそれがご近所に通ってくる外猫達の仕業だと分かりました。
それに加えて、「猫オバさん」はやがてカラスにも餌付けをするようになってしまったのです。
ご存知のようにカラスは大変賢い鳥です。彼らはこのオバさんの姿を見ると群れをなして近くの電線や屋根の上に集まるようになってきました。そのせいで、近隣の塵捨て場ではゴミ収集日の朝、カラス達が食い散らかしたゴミが散乱し、大変なことになっています。
町内会長さんが何度かこの方に直接苦情を伝え、外猫に餌をやるのならばきちんと排泄のことも責任を持ってください、とお願いしたようですが、「かわいそうな猫を助けてやっているのに」と逆に文句を言われてしまったとか。
最近では役所(多分衛生科か何かでしょう)から職員が来て、注意をしていったとも聞いていますが、カラス達がこのごろますます数が増え、猫の悪さが却ってかすむぐらい(笑)になっています。
本当に目と鼻の先にお住まいのこの方ですが、言葉を交わしたことは数えるくらい。あまり人の話を聞いてくれないタイプの方だということは、初めて話をした時によくわかりました。
人とうまくコミュニケーションが取れないので、もしかしたらかわりに動物を可愛がっているのかもしれませんが、今のままではこの方も猫達もそしてカラス達もどんどんと周りから嫌われる存在になっていくし、周りに住む私たち近所の人間の気分も良くないですよね。
本当は陰でこそこそ悪口など言わず、間に第三者をはさんでしっかり話をした方が良いのかもしれないと個人的には考えます。今回「マッドウルブズ・トラブル解決団」さんにお願いしたのはそういう事情があります。